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= まぶい分析学 Mabui Analysis =

「まぶい」とは琉球語で「たましい」という意味です。琉球語は古代大和語と深い関連があることが分っています。したがって、琉球語で語られる精神世界は、古代大和から連綿と続く日本人の精神世界を表し、いわば、日本人の心の源流であると考えられます。このような日本文化と西洋諸心理学を融合、体系化することが出来、これを「まぶい分析学」と呼んでいます。まぶい分析学の命名は、姫路獨協大・實川幹朗教授によります。記して感謝。 まぶい分析学と精神分析や分析心理などの他の心理学との違いは、分析と同時に治療法が提示されること、家族療法として主婦が修得すると家族成員に対しても効果を発揮することです。なお、http://matayan.ti-da.net/ にミラーサイトを準備しています。  
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2004年7月17日初出し
2008年(平成20年)4月6日(日):旧ブログより移動
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昨今では結婚年齢は上昇しているものの、性体験の年齢は低下しているようだ。そして、若年者の妊娠中絶が増加しているようで、知人の産婦人科医が嘆かわしいと漏らしたことがある。

人工妊娠中絶の心理的な影響はあまり研究されていないが、500人ほどの事例からすれば、次子に対してかなり影響するようだ。これは一般に「水子の祟り」として認識されている現象であろう。

水子を持ったことのある女性の気持ちは、次子が生まれたとき、死なしてしまったあの子のぶんまでも!と無意識的に可愛がり、過保護になってしまう傾向が見られる。すると、次子は母親の愛情を過分に受けることになるが、それはさらに次子が生まれるまでの期間でしかない。

過分な愛情を受けた子が次子に母親を取られるとき、退行現象を示すことが有るのはよく知られている。しかし、受けた愛情が大きければ大きいほど、次子が生まれたときに覚えざるを得ない寂寞感は大きなもので、赤ちゃんの世話で忙しく、夫との関係もあって、今までとおりに可愛がることは不可能に近い。退行がひどくなると、手を焼くようになり、ひどい場合には虐待に至ったりする。つまり「若気の至り」ということで、そん場限りのことでなく、一生の問題として引きずってしまうことがあるのだ。

性体験の低年齢化は、このようなことに注意をすべきであると考えられる。男は、女がこのようなリスクを背負うことをよく認識し、女を大切にする必要があるといえる。女もまた、やたらとリスクを背負うことにならないように、自分を大切にする必要があるといえる。

性体験の低年齢化は、親子関係が希薄であるときに発生するようだ。自分の娘に一生の難儀を背負わさないためには、親もまたこのことをよく認識する必要があるといえよう。

親子関係が幼少の頃から希薄であるとき、特に早くから保育園に預けられたりすると、その子にとっての心理的な「母」は保育士になってしまうことがある。そして保育園が家庭になってしまい、実際の「家」は、いわば、個人を対象にした保育園のようなものになってしまう。すると心理的には、家庭と社会の逆転現象が発生する。

逆転現象の良い例は、電車内での化粧、公共の場での飲み食い、といったことだろう。社会の場がまるで自分が気楽にできる家庭のようになってしまう。果たしてこれでよいのかどうか、よく考えるべきであろう。

さらに、親子関係が希薄な中では、保育園で性器いじりをする子が良く見られる。これは親に甘えることにより得られる心理的快感を性的快感で補償している行為であると考えられる。希薄な親子関係は性的な活動を活発にするようで、これは特に女子がセックスアピール(透けてみえる下着、超ミニスカなど)をする行為と無縁であるとはいえない。

高度文明化社会における人間の行動は、これから試行錯誤を伴って色々と変化していくであろうけれども、家族関係のありようの再考が求められているといえるのではないだろうか。
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▼ 保育園でオナニーをする子

千代さんという方からのコメントです。こちらへ移動しておきます(^^
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文中の

>保育園でオナニーをする子

という部分についてですが、

オナニーという表現ですと、大人の想像では<性的興奮を覚えながら手淫>という風に受け取れますが、幼児期の場合、男児の場合>寂しさゆえの手持ち無沙汰、形が変わるおもちゃ、女児の場合>オシッコを我慢するために机の角に押し付ける等、大人の考えるような快感が伴うとは考えにくい気がします。オナニーという表現より、<性器いじり>の方が妥当なのではないでしょうか?
それとも実際に、AVビデオのように悶えながらオナニーする幼児がいるのでしょうか?

↑とても考えられないのですが。千代
93798908e4 Dr.MataYan || 2008年 04月 06日 日曜日 || 編集
▽ Re:保育園でオナニーをする子
投稿者:matayan2004/7/19 0:19コメントありがとうございます!
AVビデオのように!というとこれはまたちょっとですけれども・・・(笑)。実際には、恍惚感に浸っている子も見られたりします。

でも、おっしゃるように「性器いじり」のほうが適切だと思います。訂正しておきました。ありがとうございます。
Dr.MataYan || 2008年 04月 06日 日曜日
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1947/08/09
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日本文化の心理学と家族療法研究会主宰
自己紹介:
◎工学士(静岡大学、電気工学、昭和45年)
◎医学博士(東京大学、医用生体工学、昭和55年)
◎荻野恒一慶応大学客員教授に文化精神医学・精神分析を師事・共著:沖縄のシャーマニズム(祖先崇拝)に見る家族療法の機能、理想、628号。
◎臨床心理士(平成2年登録、なお、この肩書きを維持することへの疑問を感じたので、平成7年には再登録を停止した)

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