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= まぶい分析学 Mabui Analysis =

「まぶい」とは琉球語で「たましい」という意味です。琉球語は古代大和語と深い関連があることが分っています。したがって、琉球語で語られる精神世界は、古代大和から連綿と続く日本人の精神世界を表し、いわば、日本人の心の源流であると考えられます。このような日本文化と西洋諸心理学を融合、体系化することが出来、これを「まぶい分析学」と呼んでいます。まぶい分析学の命名は、姫路獨協大・實川幹朗教授によります。記して感謝。 まぶい分析学と精神分析や分析心理などの他の心理学との違いは、分析と同時に治療法が提示されること、家族療法として主婦が修得すると家族成員に対しても効果を発揮することです。なお、http://matayan.ti-da.net/ にミラーサイトを準備しています。  
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箱庭療法という心理療法の一種があります。

ウィキペディアによると次のようなものです。

(引用開始)
英国の小児科医でクライン派のローエンフェルト(Lowenfeld,M.)が世界技法(The World Technique)を作り、1929年に発表した。その後、スイス人のドラ・カルフ(D.Kalff)がユング心理学を基盤としてさらに発展し、「砂遊 び療法」(Sandplay Therapy,Sandspiel Therapie)として確立した。

箱庭療法は当初は主に子ども用のセラピーとして使用された。その理由として、子供や思春期の人間は複雑な概念や言語の構成が苦手であり、どちらかという と、遊びや象徴的な表現の中で、自己表現をする事が多く非言語的な手法による治療は有意義との意見がある。しかし、その後、子供だけでなく、広く精神障害 を持つ患者に使用されている。また、世界的に日本程、箱庭療法が急速かつ、広範に普及した例はなく、現在は日本から中国・韓国等の地域にも徐々に広まって いる。また、ヨーロッパ・米国においても使用されている。
(引用終了)

一方、民俗文化として、東御廻り、今帰仁御廻り、御願御廻り、・・・、などと呼ばれる神地・聖地巡拝があります。四国のお遍路さんもこれに属するかと思います。

祖先祭祀システム、祖先崇拝にはクヨーフトゥチ(苦揺解き、先祖供養の意)や血筋正し(シジタダシ)といった、心の病に対処する方法が内包されています。神地・聖地を巡拝することで、心の健康を取り戻すことができるという論理です。

良く考えてみますと、箱庭療法における箱庭を拡大し、地域、あるいは市町村、県全体、日本全体、あるいは地球にまで拡げたものが、ここで言う神地・聖地巡 拝療法になるのではないでしょうか。なお、神地とは御嶽(人口密集地では神社が建立されている)のこと、聖地とは、嶽々(人口密集地では寺が建立される) のことです。

拡張箱庭療法(仮称(笑))では、各地に存在する神地・聖地を巡拝していくのですが、これはどこでも拝めばよいというものではないと思われます。ここに、祖先祭祀システム、祖先崇拝の論理に基づき、必要なことを行うというのが肝要かと思われるのです。

私達の「心」は、意識(生霊)と無意識(死霊)からなります。無意識は、簡単に言えば「癖」のようなものですが、この「癖」には、人間全般に共通の癖(た ぶん、集合無意識と呼んでいいのでは?)、(例えば)日本人としての癖、・・・県人としての癖、・・・地域の人としての癖、といった居住地に由来する無意 識(ゲニオス・ロキ、大地の精霊の影響)と、・・・家に独特な無意識といったものが織り成されていると思われます。

この無意識は、子が親のをコピーし、といったことが人類の歴史の間繰り返され、これからも人類が続く限り繰り返されていきます。それはちょうど玉葱(たまねぎ)のような構造をしているのではないでしょうか(まぶい分析学第三巻を参照)。

外側は自分で習得した癖(自転車や車の運転といった・・・)、その内側には親の癖、さらにその内側には親の親の癖(親がコピーした親の親の癖)といったような構造ではないかと思われるのです。

ある世代の親子関係がうまく行かないとき、この玉葱の中は一部が腐っているといったように考えることができます。そのときが「心の病」ということになるわけです。「祖先からの知らせ」が発生するわけです。
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まぶい分析学の研究・支援・雑談などを目的としています。関心ある方はお気軽にご参加下さい。誰でも自由に参加、退会ができます。参加費は無料です。

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プロフィール

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Dr.MataYan
年齢:
76
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誕生日:
1947/08/09
職業:
日本文化の心理学と家族療法研究会主宰
自己紹介:
◎工学士(静岡大学、電気工学、昭和45年)
◎医学博士(東京大学、医用生体工学、昭和55年)
◎荻野恒一慶応大学客員教授に文化精神医学・精神分析を師事・共著:沖縄のシャーマニズム(祖先崇拝)に見る家族療法の機能、理想、628号。
◎臨床心理士(平成2年登録、なお、この肩書きを維持することへの疑問を感じたので、平成7年には再登録を停止した)

〒904-8799
沖縄郵便局私書箱第205号
日本文化の心理学と家族療法研究会
電話 090-1940-0525
電子メール postmasterに@を続けてその後にmatayan.comと書く

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