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= まぶい分析学 Mabui Analysis =

「まぶい」とは琉球語で「たましい」という意味です。琉球語は古代大和語と深い関連があることが分っています。したがって、琉球語で語られる精神世界は、古代大和から連綿と続く日本人の精神世界を表し、いわば、日本人の心の源流であると考えられます。このような日本文化と西洋諸心理学を融合、体系化することが出来、これを「まぶい分析学」と呼んでいます。まぶい分析学の命名は、姫路獨協大・實川幹朗教授によります。記して感謝。 まぶい分析学と精神分析や分析心理などの他の心理学との違いは、分析と同時に治療法が提示されること、家族療法として主婦が修得すると家族成員に対しても効果を発揮することです。なお、http://matayan.ti-da.net/ にミラーサイトを準備しています。  
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2008年(平成20年)3月12日(水) 旧ブログより加筆訂正転載
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赤ちゃんがブランケットにしがみついてしまい、洗濯しようにもできなくて困ってしまう母親がいる。また、ゲームにしがみついてしまい、それだけしかやらな い子もいる。あるいはお金にしがみついてしまい、ドケチ!といわれようとも、淡々とお金を溜め込んでいる人もいる。ひところ「企業戦士」と呼ばれた人たち も、仕事にしがみついた人たちである。

傍から見れば、何事も程々にすればいいのに!?と感じてしまうものであるが、当人からすれば、それはそれは大切なものであるようだ。例えば、赤ちゃんから ブランケットを取り上げると、大声をあげて泣いてしまう(^^。 しかし、親や教師は、勉強にしがみついている子を見ると、頼もしく思ってしまったりもす るようだ。

赤ちゃんがブランケットにしがみつく現象は、ウィニコットらによってよく研究され「移行対象」と呼ばれ る。簡単に言えば「母親代わり」なのである。マズロー心理学的にいえば、母親から与えられるべき安全欲求を代理的に充足させようとする行為である。これは ブランケットが代わりとなっている母親が赤ちゃんをかまってあげるようにすると、やがてはおさまってしまう現象である。

例えば、子供が勉強にしがみついているとか、仕事にしがみついている大人がいると、頼もしいものとされがちであるが、本当であろうか?表面の現象に惑わされてはならない。あるいは、自分の都合の良いように解釈してはならない。

安全欲求が未充足のままに成長すると、越行して代理欲求が承認欲求の形をとって現れることがある。人に認められるための行動、すなわち勉強に励む、仕事に 励む、という行動なのであるが、根底に「不安」を抱えているために、がむしゃらに勉強や仕事に励んでしまう(しがみついてしまう)のだ。

しがみつく対象が勉強や仕事であると、一見、好ましいかのように見えるけれども、実はそうではない。安全欲求のみ充足から来る寂しさや不安を「我慢」して いるので、我慢の限界に到達すると、もうしがみつかなくなってしまうのだ。傍から見れば「やる気を急速に失う」というように見えるのだ。いわゆる燃えつき 症候群である。あるいは、キレてしまう、ようにもなる。

我慢の限界は臨床的には10年前後である。13歳の子が問題を起こすとき、3歳くらいからいわゆる「良い子」ということにしがみついた結果、といってよ い。17歳の子が問題を起こすとき、7歳くらいから何かを我慢し続けてきた、ということになる。これは大人も同様である。何某かを我慢し続けると、いずれ は暴発してしまうものなのである。

以上のようなことからすると、人が何かに「しがみつく」様なことを行うとき、その原因を良く見抜き、精神衛生に配慮してあげる必要があるといえる。この配慮は「家庭」における機能の一つとして重要なものであろう。
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Dr.MataYan
年齢:
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誕生日:
1947/08/09
職業:
日本文化の心理学と家族療法研究会主宰
自己紹介:
◎工学士(静岡大学、電気工学、昭和45年)
◎医学博士(東京大学、医用生体工学、昭和55年)
◎荻野恒一慶応大学客員教授に文化精神医学・精神分析を師事・共著:沖縄のシャーマニズム(祖先崇拝)に見る家族療法の機能、理想、628号。
◎臨床心理士(平成2年登録、なお、この肩書きを維持することへの疑問を感じたので、平成7年には再登録を停止した)

〒904-8799
沖縄郵便局私書箱第205号
日本文化の心理学と家族療法研究会
電話 090-1940-0525
電子メール postmasterに@を続けてその後にmatayan.comと書く

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