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= まぶい分析学 Mabui Analysis =

「まぶい」とは琉球語で「たましい」という意味です。琉球語は古代大和語と深い関連があることが分っています。したがって、琉球語で語られる精神世界は、古代大和から連綿と続く日本人の精神世界を表し、いわば、日本人の心の源流であると考えられます。このような日本文化と西洋諸心理学を融合、体系化することが出来、これを「まぶい分析学」と呼んでいます。まぶい分析学の命名は、姫路獨協大・實川幹朗教授によります。記して感謝。 まぶい分析学と精神分析や分析心理などの他の心理学との違いは、分析と同時に治療法が提示されること、家族療法として主婦が修得すると家族成員に対しても効果を発揮することです。なお、http://matayan.ti-da.net/ にミラーサイトを準備しています。  
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トートーメー問題は、皇位継承問題と同じく、男系原理です。しかし、「男系原理」だけ独立に存在するのではなく、これは『女性優位/男系原理』とセットになっているものです。ここで示す沖縄タイムス社の社説は、本来は家庭内暴力について述べたものですが、あまりにも愚かなことに、これをトートーメー問題と結びつけ、さらには『男性優位』まで作り上げています。涙目です・・・ 

行間に赤文字で間違いを正していきます。


社説(2005年5月24日朝刊)

[家庭内の暴力]

男性優位の風潮にメスを
家庭という密室での暴力がやまない。

家庭での暴力は男性優位だから起こるというには根拠が必要です。
暴力と優位は、通常では無関係です。例えば、会社の社長と社員は
前者が優位ですが、これを暴力と関連付ける人は普通はいないでしょう。
暴力と優位性が結びついている典型例は軍隊でしょう。沖縄社会は
軍隊の象徴ですかね?バカバカしい。

那覇地方法務局が昨年一年間に扱った人権侵犯事件のうち、夫から妻への暴力、いわゆるドメスティックバイオレンス(DV)が百十件と最も多く、全体の31・6%を占めていたことが分かった。

夫から妻への暴力をドメスティックバイオレンスというのではありません。
マスコミの社説らしく、きちんと書いていただきたい。

着目したいのは、その比率だ。全国の二・五倍、昨年までの五年間も二―三倍で推移している。振り込め詐欺など強制・強要事案がトップという全国とは異なる動きで、沖縄の特徴的な傾向になっている。

むむむ・・・これは大変だ。

DVの深刻さは、県警に寄せられたDV相談が全国平均を大きく上回っていることからも明らかだ。

ふむ・・・

男女をめぐる暴力が、沖縄の社会や伝統的な家族制度の中に潜んでいるとするならば、その仕組みにメスを入れ、意識を変えていかなければならない。

そう仮定するのは良いのですが、仮定をそのまま『真』として続けるのは愚論でしょう。
少なくとも、検証らしきことは必要です。さもなければ捏造、でっち上げになります。

沖縄の家族制度は男性原理に基づく位牌継承を基礎とする。継承者となる男子の出産が強く期待されるなど、伝統的制度は、時に女性への抑圧メカニズムとして働く。

沖縄の家族制度?というものがあるのならば、それは、女性優位/男系原理です。
『男性原理』というものは聞いたことがありません。報道機関が捏造はいけません。
何でも、慣習から外れるようなことがあれば、その人にとっては抑圧でしょう。

性差別の最も普遍的な形として表れるのがDVで、「男が先、女は後」「女は男の言うことを聞くもの」とする思い込みは、若い世代にも残る。

ん~本当ですか?『男が先、女は後』というのは、鹿児島ではいまだにそうだと
鹿児島人から聞いたことがありますが、沖縄でそうとは聴いたことがありません。
「女は男の言うことを聞くもの」というのは、『時間を守ろう!』といった垂れ幕を掲げる
地域はj巻を守らない人が多いからであるのと同様、女が男の言うことをあまりにも
聞かないことが多いからそう言われているのでは?

男性優位の社会風潮に、「飲酒の習慣」や「経済的な不安」などが加わり、母子の安全が脅かされているのだ。

むちゃくちゃな話です。それは個人的な家庭の事情であり、社会問題ではないでしょう。

人権侵犯事件では、親から子どもへの暴行・虐待も十一件、3・2%と全国より高水準にあった。

DVと児童虐待が深い関係にあることにも注目したい。

妻に暴力を振るう男性の多くが、子どもを虐待していたというデータがある。DV被害者である母親が、子どもを虐待するケースも少なくない。児童虐待の加害者の被害体験も同様だ。

まず必要なのは夫婦間、親子間の暴力が、女性や子どもの人権を侵す犯罪だとの基本的な認識だろう。

身内間の暴力は、気持ちを分って欲しい相手がどうしても分らないとき、それを
あきらめ切れない人が無理にでも分らせようとする行為であることを理解することが重要です。

日本では、DVや児童虐待で第三者からの通報が少ない。周りもまた「家庭内の問題」として見て見ぬふりをする。

その通りです。やぶへびになる可能性が大だからです。

暴力に「公」も「私」もない。「暴力は許さない」という当たり前の意識を社会全体で共有しなければ、連鎖を止めることはできない。

暴力には公私の区別で考えることが重要です。家庭内暴力(私)をしている
人は、公の場では大変に良い人であるのが普通です。なぜこうなるかを
知らねば解決の糸口は見えるものではありません。
暴力は許さない、ということを社会全体で共有しても、連鎖をとめることは
できません。むしろ、ひどくなることはわかっています。

男女平等の実現や弱者に対する人権意識を育てるには、子どものころからの教育が重要だ。大人の中にある差別的な性意識を打ち砕く作業も同時に進めなくてはならない。

男女平等を家庭内で実現するのは、余計に問題を引き起こす可能性が大です。
むしろ、男性優位などという新概念を捏造するより、本来の女性優位/男系原理
を正しく理解することが重要です。これこそが家庭の安寧、社会治安の高さに
貢献しているものなのです。

夫婦や親子の関係を見つめ直したい。

これは見つめなおしてください。方法論を持たずして見つめなおしても無駄ですが(笑)
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まぶい分析学の研究・支援・雑談などを目的としています。関心ある方はお気軽にご参加下さい。誰でも自由に参加、退会ができます。参加費は無料です。

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プロフィール

HN:
Dr.MataYan
年齢:
76
性別:
男性
誕生日:
1947/08/09
職業:
日本文化の心理学と家族療法研究会主宰
自己紹介:
◎工学士(静岡大学、電気工学、昭和45年)
◎医学博士(東京大学、医用生体工学、昭和55年)
◎荻野恒一慶応大学客員教授に文化精神医学・精神分析を師事・共著:沖縄のシャーマニズム(祖先崇拝)に見る家族療法の機能、理想、628号。
◎臨床心理士(平成2年登録、なお、この肩書きを維持することへの疑問を感じたので、平成7年には再登録を停止した)

〒904-8799
沖縄郵便局私書箱第205号
日本文化の心理学と家族療法研究会
電話 090-1940-0525
電子メール postmasterに@を続けてその後にmatayan.comと書く

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