次の文章は、中国で仕事をされている方の
ブログに見る御意見である。それによると、現地で中国人を見ていると、
マズローの理論は当てはまらない、ということなのである。
下記に示した引用文からも知れるように、実際の人間では、欲求が段階的に順序良く充足されてから発現するというより、欲求の飛び越しが見られるというのである。この点は、僕の周りにも良く見られるし、僕自身もそのような精神構造になっているように思える。
まぶい分析学では、この
基本的欲求の飛び越しに対応できるようになっている。それは”越行”という概念を導入したことによる。
(引用ここから)
マズロー理論は当てはまらない???
中国シンセンで生活、仕事をしております。自分なりに”シリーズ”にてテーマを作成、気がついた点を書きとめています。今回はその第10題目としてスタッフ労働者の考え方について、私が感じた内容を書きます。
よく経営の本をみるとマズロー理論なるものがあり、底辺に生理的欲求を満たすことから始まり、段階的に安全の欲求、社会的欲求、自我の欲求、最後は自己実 現の欲求という目標を求めて行動するというパターンです。ステップを踏んで仕事に知的やりがいを求めて行動するというのが、この考え方です。
私の接しているスタッフ系労働者はまだ若いこともあるとは思いますが、このようなステップを踏んだ行動パターンはしません。
たいてい、殆どの人は生理的欲求+いきなり自己実現を考えているように思います。どういうことかといいますと、まず日々の暮らしを何とかし、とにかくおか ねを稼いで故郷に錦を飾るか、自分のやりたい仕事をいち早く始めたいようです。段階的に考えているのではなくて短期でとにかく成果をあげたいようです。
この背景にはどうもやはり生活環境が関係しているようです。政策変換により生活が一変したことやいままで、地方から移動するだけでも大変な手続きが必要 だったのが、急激に解禁され、ここに来て容易になったことが影響しているのでがないでしょうか。ことわざに”上有政策下有対策”というものがありますが、 まさに今の生活の対策を時々刻々と考えていかなければなりません。
私は日本で育ちましたので、急激な政策変化という体験はありません。私には想像もできない苦労があるようです。
(引用ここまで)
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