2008年1月14日 初掲載
2008年1月15日 一部追加
2008年1月16日 曲を追加
2008年1月17日(木) 三大行進曲を追加
2008年(平成20年)3月24日(月):旧ブログから移動
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日頃から、日本文化に基づいて西洋心理学を咀嚼する、というスタンスで毎日を生きているけれども、最近では、西洋文化と日本文化は統合可能であるように確信できる・・・妄想でないことを願うのであるが(^^;
西洋文化は、ロゴス、父性文化であり、日本文化はエロス、母性文化であると、大雑把には言えるであろう。エロスとロゴスは、”人間”を考えるならば、それは別個に存在するものではなく、一人の”人間”に統合されているのが本来の姿であろう。
西洋と日本(東洋)の文化は、従来は多くの心理学者が考えてきたように、対立的に捉えるのではなく、統合されるべきものであると考えるのが良いのではないだろうか。いくら理性的、理知的であっても、情緒的な面での安定を欠いた人間は、いただけるものではない。また、情緒的には安定してても、理性的、理知的でなければ、何の役にも立たないといっても良いだろう・・・。
いきなり話が飛んでしまうが、この西洋と日本を統合したものの例として、軍艦行進曲(マーチ)があるのではないか?西洋的な音楽手法にのっとりながら、日本的な主題も見事に表現しているといえるのではないか?僕は音楽には疎いのでなんともいえないが、そんな感じがしてならない。
心理学における父性なるもの、すなわち西洋的なるものは、河合隼雄や斎藤学らが考えるように、母性的関係を断ち切るものという考えは稚拙に過ぎると思われるのである。断ち切る必要などはどこにもないであろう。
融合ないしは統合が当たり前ではなかろうか。軍艦行進曲など軍歌は、西欧列強の仲間入りを果たしたい、果たさねば植民地化の運命が待っている、といった当時の脅迫的ともいえる心理状況をよく表現しているように思われる。そこには、西欧化は果たしても、精神は日本であること、和魂洋才の考えが良く現れているように感じるのは、ひとり僕の妄想なのだろうか?
さらに余談ではあるけれども、岩手県立盛岡第一高等学校の校歌は、その旋律は”軍艦行進曲”であるという・・・。
http://hakua45.web.infoseek.co.jp/omoide/gunkan.html
軍艦行進曲全曲・全歌詞・独唱付(なかなかG)
ところで、どこの誰がそう決めたのか判らないが、軍艦行進曲は、下記のドイツの旧友(Alte Kameraden)行進曲(ナチ政権時代(^^; 我々の運動会の行進曲と馴染みが深い)、アメリカの星条旗よ永遠なれ(Forever, Stars and Stripes) とともに、世界三大行進曲と言うそうだ。
下記の星条旗よ永遠なれのピッコロソロは、ブラスバンドのフルート・ピッコロ奏者にとっては(^0^)。ぐはは(^^; 懐かしいのだ(^0^)
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