スピリチュアルブームの立役者、江原啓之氏(43)に、オカルト批判で有名な早大名誉教授の大槻義彦氏(71)が8日、批判本を出版した。大槻氏は「江 原氏は霊感商法の根源」と批判、弁護士らと連携し、出版や放送の差し止めなど法的手段に訴える構えで、「法廷で検証実験を行い、インチキを暴く」と果たし 状を突き付けた。
舌鋒鋭く、江原氏を批判する大槻氏
大槻氏は出版の理由について、「江原氏の言動は霊感商法の源になっている。教育者の端くれとして科学や努力による人の進歩を否定する存在を黙って許すわけにはいかなかった」と語る。
昨年末、神奈川県警幹部も関与したとして摘発された霊感商法企業「神世界」では、江原氏の名前や番組が宣伝に利用されており、被害弁護団も影響を指摘し ている。大槻氏は、江原氏が出版した雑誌の巻末に霊感商法の広告がびっしり並ぶ点を挙げ、「悪用されているだけと言うだろうが、これだけの広告を見れば霊 感商法に手を貸していると言わざるを得ない」と批判する。
特に憂慮するのは埼玉県で2006年末、中学生が「生まれ変わっていい霊になって会いに来る」と霊能番組を見た後に自殺した事実だ。「犠牲者が出ており、『品格が落ちるからやめておけ』と周囲は言うが、誰かがやらなければと思った」という。
自信満々でブームを謳歌する江原氏だが、オカルトバスターからの宣戦布告にどう応えるか |
大槻名誉教授には科学的に頑張って欲しいのであるが、
このような視点はいただけない。いわゆる霊能者の能力は
その人の脳内現象と考えたほうが良い。
「光の3原色を無視しており、これが識別できるなら、逆にテレビや信号は見られないはずだ」
これも彼の脳内現象であろう(笑)
江原氏は死んでもいない女優の父親の霊を呼び出したことで話題になったが、大槻氏は霊そのものを否定。「大関が番組に出演した際、霊が勝てる相手との取り組みを決めていると言っていたが、八百長をしているというのか。相撲協会にあまりに失礼な話」
霊とは、心に影響を与える力、と定義して考察を進めることは可能である。
だから、一般的には死者の心と考えるかもしれないが、別に生きていようが
死んでいようが、その人の『霊』は定義可能であり、存在する。
否定したって始まらない。肯定しても始まらないが(笑)。
料金を取って公開カウンセリングを行っていたことも、「カウンセラーは通常、大学院修士課程を終え学会の認定を受けてなるもので、一種の違法行為だ」と問題視している。
それは『臨床心理士』でありカウンセラーではない。
大槻氏が呼び掛けているのが、公序良俗に反するとして江原氏の出版や番組の放送の差し止めの仮処分を求める集団提訴を行うことだ。テレビ各局へも放送の取りやめを求めており、対応次第では自身の今後のテレビ出演辞退も検討する。
8日出版された批判本「江原スピリチュアルの大嘘を暴く」(鉄人社、クリックで拡大)
江原氏は雑誌のインタビューに「私に対するバッシングに何らかの形で意見や反論を述べてきた。逃げたことなど一度もありません」と話している。
夕刊フジは江原氏が運営するスピリチュアリズム研究所を通じて大槻氏の批判に対するコメントを求めたが、8日現在、回答はない。
僕の印象としては、スピリチュアリズムは、いわゆる霊能に
頼るばかりでは進歩はない。なるたけ『科学的』な視点を
取り入れた研究が必要だ。
(注意事項)
別に僕はどちらの肩を持つということはしない。
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