2008年(平成20年)1月28日(月) 本エッセイを”トートーメー日記”というブログにトラックバックをしました。
二〇〇八年(平成20年3月21日(金) 追加したパラグラフがあります(赤文字)。
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『トートーメー』をキーワードとして検索すると、約4800件がヒットする(Google)。トートーメー問題をキーワードとすると、それは約153件になり(同)。トートーメーについては、
トートーメーと位牌、
祖先崇拝、トートーメーに関する誤り、の記事で誤りがあることを指摘したが、この誤りがかなりいきわたっているようだ。そこで、
トートーメー問題…間違ったことを広めて欲しくない!(1)、
トートーメー問題…間違ったことを広めて欲しくない!(2)、として、さらに指摘してきた。今回も、それを行うこととする。トラックバック機能を持ったブログを選んでいるが、なかなかそうも行かないようだ。
ウルマックスという名のホームページがある。そこに『沖縄大百貨』という情報提供の場があり、
トートーメーについての記載がある。それは次のようである。
(引用ここから)
【とーとーめー】 位牌のこと。沖縄ではトートーメーそのものが、先祖崇拝の対象として非常に重要視されている。横長の枠の中に二段にわたって個人の木牌(ぼくはい)を並べる本土では見かけない形状のもので、幅が60センチもある大きなものを持っている旧家もあるという。
(引用ここまで)
ここでも、とーとーめーを『位牌のこと』としている。これは、何度も指摘している通り、明らかに間違いである。また、『先祖崇拝』と言っているが、沖縄ではそうは言わないし、例えば、Yahooのインターネット辞書・大辞林や大辞泉にも、そういう言葉は載っていない。『
祖先崇拝』 である。 きっとその記事を書いたのは本土人(ヤマトゥンチュ)に違いない(笑)。また、横長の・・・二段にわたって・・・がトートーメーであるのなら、つまり位牌 であるのなら、・・・個人の木牌(ぼくはい)を並べる・・・とは言えないはずだ。位牌の中に位牌を入れる、となり矛盾しているのだ。
以上のように、トートーメーに関しては、間違いだらけなのである。
と書いていたのであるが、そのご、分ったことがある。どうも、位牌には、札位牌、繰り出し位牌、屏位の三種類があるようだ。説明だけからすると、トートーメーは屏位である、ということになるが、実際には、そんな形はしていないのが問題である。その写真をここに上げることが出来ないのは残念であるが、機会があればアップしたい。いずれにせよ、トートーメー=屏位、というのも成り立たないのかもしれない。いまのところ、トートーメーとは複数の位牌を収容することを目的とした木枠のこと、でいいのかもしれない。PR