祖先と先祖という語は、少なくともYahoo辞書・大辞林や大辞泉によれば、同じ意味である。祖先は、1 家系の初代、2 家系の先代以前の人々、3 一族のもと、であり、先祖は、1 家系の初代。祖先、2 その家系に属した過去の人々。祖先、である。そして、同辞書には、”祖先崇拝”という語は辞書に存在するが、”先祖崇拝”という語は存在しない。先祖と祖先について、正しいものを選べ。
(1)『祖』というのは、何かを始めた人、という意味があるから、仮にそれを”祖先”とするなら、『先祖』という場合は、『先代の祖先』ということになる。また、『祖先』の場合は、『祖先の先代』という意味になる。この二つは明らかに異なる。
(2)Yahoo辞書に書かれていることが正しい。
(3)辞書にはなくとも、祖先崇拝と先祖崇拝は同じである。
(4)先祖という語よりも祖先という語のほうが、より一般化されたというか、より客観的な印象を与える語だ。
(5)漢字の順序は違うが、意味は異なろうはずがない。
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