本日(2008年3月18日)7:25AM頃のNHKラジオ第一放送で、DV(ドメスティック・バイオレンス、家庭内暴力)について、アナウンサーが某市民団体の某女史にインタビューを行うという形式で議論があった。要旨は次のようである。
(1)DVは犯罪である。病気という人もいるがそれは間違いだ。
(2)DVは男性の女性に対する支配欲が原因である。
(3)DVは妻もそれを犯罪とは認識できていないことが多く問題だ。
(4)DV加害者教育をグループ学習で行っているが、加害者も犯罪という意識を持つことが少ないようだ。
(5)社会もDVはなんでもないことと容認してしまっていることが間違いだ。意識改革が必要だ。
(6)・・・
といったことであった。もし放送をお聞きになった方がおられ、誤りや追加があれば、ぜひコメント欄や掲示板から御教示いただきたい。
まぶい分析学では、西洋の思考法をそのまま日本に持ち込んでしまうと、それ自体が犯罪行為になってしまう、という立場である。ある文化の中ではその文化の範疇での考察が第一義的に重要で、さもないと、極端に言えば、現在チベットで進行中の、中国による文化的虐殺と全く同じなのである。DV問題を考えている人達は、このことにぜひ気付いて欲しいと思う。
まず、DVの原因は、甘えの問題に起因することに気付くべきだ。「甘え」の概念は西欧にはないので、西欧の思考法を取り入れるときに問題が発生する。
甘えたくても甘えられないという状況におかれると、人には(男女の別なく)、その程度により、拗ね、僻み、恨み、不貞腐れ、自棄糞になる心意が発生する。そして、甘えたくても甘えられないけれども、どうしても甘えたい相手に対して、どうしてわかってくれないんだ!?という形で暴力に及んでしまうというのがDVの心理機制である。だから、DVの加害者は、相当の甘えん坊であり、相手を大変に愛しているということなのだ。好きだからこその現象なのである。紐が女に売春させようとして、いうことを聞かない女に暴力を加える、といったこととは事情が異なるので、区別が必要だ。これはまさに犯罪だ。
DVの原因が甘えの問題であることが分り、甘えに対処できるようになると、事態は信じられないほどに一転する。暴力の後に蜜月を迎えたりすることと全く同じだ。もちろん、意図的にそういうことを行う場合には問題外である。
甘えの心理の理解と対処はまぶい分析学の基本である。まぶい分析学を学んでDVに対処することが出来るが、その成功率は99%である。甘えの心理基づかない対処法では、結局は社得ルターの確保、そして最終的には離婚に至る、というのが普通であるようだ。それは情けない話であるし、そんな指導をすることは大問題なのである。しかし、このあたりは既に利権構造化されている感じがしてならない・・・。
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