Okinawa情報局というサイトがある。その中に、
沖縄文化・ユタと命日・位牌の項目がある。その中の記述に、
【引用開始】
女人位牌(女元祖・女開祖):
女系の位牌のことです。一般には男性が位牌の元祖になることが多いようですが、離婚したり、未婚のまま死亡した場合は『女・位牌』とし て実家で御供養することもあります。地域や家庭によって違いがありますが、離婚した女性達の場合は、実家の墓で『側宿』をつくって供養します。昔は、結婚 しても長男が産めなかったとして実家へ帰されることもありましたが、現今このような話は聞かれなくなりました。いずれにしても、門中の長老、経験者と相談 することが賢明です。
【引用終了】
というのがある。これは間違いであろう。
「女元祖」というのは、イナグ・グヮンスと読み、出戻り女、行かず後家となった女の位牌のことである。また、「女開祖」というのは、イナグ・タチクチのこ とだ。シジタダシをして祖先を辿っていった場合、一番上代の先祖が「女」だけしか分らないような状態のことである。アシビングヮ、ヤマングヮと呼ばれるよ うな子がいるとき、イナグ・タチクチと呼ばれるようになる。アシビングヮ、ヤマングヮとは、一夜(昼でも良いが(笑))の遊びでできてしまった子、という 意味だ。
また、「地域や家庭によって違いがありますが、離婚した女性達の場合は、実家の墓で『側宿』をつくって供養します」とあるが、それは「幼死」つまり「水 子」のはかではないのか?地域によって・・・とあるから、その地域独特のことかもしれないが、、、、。地域の習慣は大切にしたい。もしそうであれば、これ は、グソー・ニービチ(冥婚)の準備と考えられる。
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