2008年(平成20年)2月13日(水) 旧ブログより加筆・転載(初掲載2004年7月23日)
2008年(平成20年)3月17日(月) 旧ブログより転載・加筆
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以下の事件は被害者少女のの告訴取り下げにより決着を見たものであるが、そのまま掲載しておく。この種の事件のとき、綱紀粛正が叫ばれ、また一部の女性団体は、何が何でも男が悪い!とヒステリックに凶弾するだけであるが、こういうことでは問題は一向に解決するはずがない。節度をわきまえないこの種の言動は、被害者・当事者を利用した政治キャンペーン、あるいは自分の主張を世間に認めさせるためのプロパガンダとしかならないだろう。中学生から誘うということも問題であるが、誘われても諭すくらいのことが必要だろう。しかし、そう理性的ばかりでないのが人間だから厄介だ(^^;
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米兵による少女暴行事件が発生した。まずは、2004年に書いた記事を旧ブログより転載しておこう。
米兵がまた少女事件を起こした。やれやれという感が拭えない。また綱紀粛正が叫ばれる。県民大会が催される。これで解決できるかというと、それは全くできず、時間とともに熱が冷めていくという形を採る。はたまた情けなくなるのは私一人ではないであろう。
また、防止するには性犯罪の心理の理解が必要であるが、それが実施された試しがないからだ。ある病気が蔓延しているとき、病気を防ごうと閣議決定し医師団に治療を要請しても、病因に対する対策が講じられない限り予防は不可能なのと同じ事だ。
心理学はアブノーマル心理学は存在してもノーマル心理学が今のところ存在しない。唯一は第三勢力の心理学と呼ばれるもの、アブラハム・マズローの心理学がそうなのだが、しかし、現時点においては、臨床用として、また性犯罪の心理には無力であると言ってよい。
「男」というものの本質を理解することが絶対必要不可欠だ。
そもそも人間の理性(意識)は感情(無意識)の十万分の一ほどの大きさなので、いくら理性で理解しても、感情の嵐に襲われれば一溜まりもないのだ。
「男の本質」の一つは、第二次性徴発現以来、射精・快感・男であることの三要素が毎日何度となく彼を襲うことだ。するとパブロフの犬のように、それらの三要素間に条件反射が成立する(条件男性反射と定義)。第二次性徴発現以前の幼児期に、母親に甘えるという心理的快感を十分に体験していない子は、これを性的快感の取得で補おうとする傾向を有する。これは寂しい環境にある子がオナニーをする姿を保育園などでも見かけることができるのがその例だ。
さて、若者の男にそんな条件反射が存在することが知れれば、具体的な対策に一歩肉薄することができる。まず、彼の性対象を成人女性とすることだ。これは怖い母親に育てられるといわゆるロリコンになってしまうのだ。また「男らしさ」を精神的次元で昇華できるような場があれば、若者の性エネルギーはそこで発散させることも可能である。しかしいわゆる「男社会」が無くなっている現代では、これは軍隊であろうと例外ではなくなりつつあるが、若い男の性エネルギーは性的快感の取得のみに向かわざるを得なくなるのである。
したがって民族学・文化人類学的な文献探索によれば、男社会を無くした民族ほど、代替性対象としてのポルノが氾濫し、性犯罪が増加している傾向を読みとることができるのである。この種の問題は統計が当てにならないので感覚的に読みとらねばならないことが残念なのであるが。いずれにせよ、米兵の行為は男の本質を示してくれる例である。人間全体の本質を教えているので、他山の石とせず有効な対策を考える必要がある。
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