まぶい分析学は、日本文化に基づく心理学と家族療法の体系です。ここで言う日本文化は、アニミズム・シャマニズムに基づくもので、特に現代の沖縄では、祖先祭祀システム、祖先崇拝の伝統文化として、日常生活に深く根を下ろしています。そして、現代の沖縄語(うちな~方言)は、古代大和語であるとも言われており、したがって、うちな~口で語る祖先祭祀の精神世界は、古代大和(平安時代~)の精神世界でもあり、日本人の心の源流とでも言うべきものです。
アニミズム・シャマニズムの世界は、女性優位・男系原理のパラダイムの上に成り立っています。女性優位・男系原理のパラダイムから「甘え」という日本文化を取り除くと、男女平等を理想とするパラダイムになります。つまり、男女平等の上位概念が女性優位・男系原理の日本文化なのです。
現在の日本で心理学を学ぼうとすれば、欧米で開発された諸理論をそのまま学ぶことになります。つまり、それを成績優秀で学んで日本人の心理相談に当たるとすれば、それは、困ったときに流暢な日本語を操る欧米人に相談することと同じです。これは考えられないといってよいことです。しかし、現在の日本の心理学の現状でもあります。まぶい分析学は、日本文化に基づいた、日本人のための心理学体系です。もちろん、そこから「甘え」を取り除けば、従来の欧米の心理学と同じになるものです。換言すれば、まぶい分析学は進化した心理学体系です。おこがましいかもしれませんが(^^; フロイトの精神分析学、ユングの分析心理学、そしてDr.MataYanのまぶい分析学と並べてみると、前二者では分析して人の心の状態を知ることは出来ますが、治療となると治療者の技量任せになるのですが、後者では、分析と同時に治療法が示されるという特徴があります。
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まだ工事中のブログですが、ご来訪いただけた方には、可能な限り足跡を残して、あるいは各記事にコメントをつけ、さらにあるいは、専用掲示板にご意見や感想などを残していただければ幸甚に存じます。
(1)實川幹朗編著:心理療法とスピリチュアルな癒し、春秋社、2007年10月。
上記書物の第二章 まぶい分析学の生成を参照
(2)又吉正治著:まぶい分析学講義第一巻、霊(まぶい)とユタの世界、東洋企画印刷、2008年1月。
(3)又吉正治著:まぶい分析学講義第二巻、祖先からの知らせと御願、東洋企画印刷、2008年2月。
(4)又吉正治著:正しい甘えが心を癒す、文芸社、1998年9月。
絶版ではありますが、時々出回ることがあります。研究会まで御連絡下さい
(5)又吉正治著:これで良いのか?病める日本の心理学、ワールドリーダ、1996年。
参考用資料
(1)祖先祭祀用語事典(手作り)・・・¥8000
(2)家族療法としての祖先祭祀の基本儀礼(手作り)・・・¥3800
上記参考資料を御希望の方はは研究会まで御連絡下さい。
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